
新卒時に入社した会社。頑張って就活をしてやっと決まった会社でも、いざ入ってみたら「思っていたのと違う…」と感じていませんか?
人によっては、入社してから3ヵ月や半年ほどで、転職を考える人もいると思います。しかし、一般的には「最低でも3年間くらいは働くべき」という意見も多いため、このまま我慢して働き続けるべきなのか、悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
それに対する結論ですが、「新卒半年でも転職すべき」です。今回の記事では、「たとえ新卒半年でも勇気を出して転職するべき理由」を中心に説明していきます。
後半部分では具体的な転職の仕方にも触れていきますので、転職について悩みを抱えている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
転職は若いほうが圧倒的に有利
転職を考える上でまず押さえておきたいポイントが、「転職は若いほうが圧倒的に有利」という点です。
実際に求人を探す上でも、「若くて将来性があるから」という理由で未経験でも受け入れてくれる企業はたくさんあります。対して30代、40代の転職だと、どうしても「即戦力」を求められる傾向があり、業務未経験では採用されにくいのが現状です。
また、万が一転職に失敗したとしても、若ければ「リカバリーがしやすい」というメリットもあります。30代、40代で家庭を持っている人の場合、転職に失敗したからといって「またすぐに転職すればいい」というわけにはいきませんよね…。
このように、あらゆる面で転職活動は「若いほうが有利」だと覚えておきましょう。そして、この貴重な「若さ」という資産は一日一日どんどん減っていく一方であることも、しっかり頭に入れておいてくださいね。
「石の上にも三年」で大事な時間を棒に振る人がたくさんいる
転職に関する話題には、よく「石の上にも三年」という言葉が出てきます。この記事を読んでいる人の中にも、実際に言われたことがある人もいるかもしれませんね。
「石の上にも三年」とは「成功のためには、最低3年は我慢強く辛抱することが大切」という意味を持ちますが、転職においてこの考え方は「不要」ですよ。入社してから3年未満に転職して、自分の納得できる会社で新しいスタートを切れている人も実際にはたくさんいます。
そもそも、昔と今の「3年間」では時代の進むスピードが全く違っていますよね。テクノロジーはどんどん進化を続けていて、もはや「今から3年後、日本はどうなっているのか?」を予想することは、誰にもできなくなっていると言ってもいいかもしれません。
こういった状況の中、3年間という期間にとらわれるのは非常にリスクのある行為です。「3年間」にこだわった結果、転職できなくなってしまう人が多いという事実を知っておきましょう。
新卒半年でも勇気を出して転職するべき5つの理由
新卒半年でも転職するべき理由は「若いほうが圧倒的に有利」という点が大きいことは確かですが、実はそれだけではありません。さまざまな視点で考えても、「今すぐ行動を起こした方が良い結果に結びつきやすい」と言えますよ。
そこで、転職を早くに決断すべき理由についてもう少し深掘りしてご説明していきますね。ここでは5つのポイントを解説していきます。
<新卒半年でも勇気を出して転職するべき5つの理由>
①若いほうが圧倒的に有利
②転職先でのキャリア形成がしやすい
③半年でダメなら、3年後もその考えは変わらない
④年収が上がってない分、転職先に好感を持たれやすい
⑤「売り手市場」を逃さない
転職を早くに決断すべき理由をハッキリと理解しておくことで、転職活動中も「自信」を持てるようになるはずです。自分の判断が間違っていないという自信は、転職を成功させるためにとても重要なことですよ。
それでは、一つ一つ詳しくみていきましょう。
理由①:若いほうが圧倒的に有利
この点は先ほどもご説明した通りです。求人を探す上でも、企業の面接を受ける時でも、基本的には若いほうが有利に転職活動を進めることができます。
企業側は採用活動において、「応募者の年代によって求めている人物像に違いがある」と頭に入れておいてくださいね。具体的には、次のような違いが見られます。
<年代ごとの面接で重視される要素の違い>
・20代の若手・・・やる気、人柄、今後の将来性など
・30代・40代のベテラン・・・即戦力となる業務スキルや知識、ビジネスマナーなど
上記からもわかるように、とくに「業務未経験の業界へ転職をするとき」は、圧倒的に若いほうが採用されやすいです。入社時点でスキルや知識が足りていなくても、若い人材であれば「入社後に育てれば良い」と企業側は考えています。
「若さ」というのはそれだけ魅力的な武器になります。それを使わない手はありませんよね。
理由②:転職先でのキャリア形成がしやすい
転職した「後」のことを考えても、若いほうが「キャリア形成」の上でも有利です。その会社に早くから在籍している人のほうが、多くの実績を作りやすくなるのでそれが信頼にもつながります。
また、社内の「人間関係」の部分で考えた時も、若い人のほうがスムーズに新しい環境に溶け込んでいけますよね。若い人は上司や先輩からも可愛がられやすいので、慣れない環境でものびのびと仕事をすることができるはずです。
ご自身の納得できる会社に転職して、その会社での「今後のキャリア」を少しでも早く作っていきましょう。
理由③:半年でダメなら、3年後もその考えは変わらない
入社後、半年経って「この会社は合わないな…」と感じたのであれば、今後もその考えが変わる可能性は低いといえます。
なぜならば、半年もあれば大まかな会社の状況を掴むことができるからです。
つまり、半年間ですでに辞めたいなら、3年後はもっと辞めたくなっている可能性も高いということです。
ただ多くの人にとっては、「入社して半年で転職」と聞くと、たしかに判断が少し早いイメージを持たれるかもしれません。
しかしながら、会社や仕事内容が「自分に合っているのか」を考える上では、「半年」という期間は判断をするのに十分な時間のはずです。
なので、ダメだと感じた時点ですぐに転職をしたほうが「若さ」を武器にできて、時間の無駄にもなりませんよ。
理由④:年収が上がってない分、転職先に好感を持たれやすい
企業側の視点で考えても、若い人のほうが年収が上がっていない分、採用もしやすいという事情があります。これはどういうことでしょうか?
例えば、「40代で経験豊富な人材を採用するケース」で考えてみましょう。この場合、その人の年齢やこれまでのキャリアを考慮して、それ相応の年収額を提示しなければ欲しい人材をとることはできません。転職前の会社でそれなりの年収をもらっている人なら、その年収額も含めて適切な報酬を考えなくてはいけないので、採用側は色々と調整が必要になってきます。
しかしながら、20代の若い人をとる場合なら、採用側もそういった心配をする必要はありませんよね。新卒採用と同じような感覚で受け入れることができるため、結果的には、そこまで年収の多くない若い人のほうがスムーズに選考が進むといったメリットがあります。
理由⑤:「売り手市場」を逃さない
転職環境の「売り手市場」を逃さないこと。これもとても大事なことですよ。
「売り手市場」とは、人手不足で困っている企業が多いことから、転職環境全体を見たときに「求職者」のほうが有利な立場で活動を進められる状況を意味しています。
そして2019年現在は売り手市場の時代です。求人も多く出回っていて、企業側は採用活動にとても積極的な環境となっています。
今後、もし日本全体の景気が悪くなってしまったときには「買い手市場」となるため、今とは逆に求人数もグッと少なくなり、中途採用に対しても企業は慎重になってしまいます。
こういった景気の動向などは、自分ではどうしようもできない部分ですよね。なので、転職に対する気持ちがある程度固まっているのなら、会社を探しやすい「今」動いておくことをおすすめしますよ。
新卒半年で有利に転職するための方法
勇気を出して転職を決断すべき理由がわかったところで、実際の「行動面」についても確認していきましょう。
ここで紹介するのは「転職エージェント」についてです。転職活動を有利に進めていくためには、この転職エージェントの活用が欠かせません。
転職エージェントでは専門のカウンセラーと面談を行ない、ご自身に最適な求人を紹介してくれます。それだけでもありがたい存在ですが、転職に関する各種の手続きなども丁寧にサポートしてくれるので、安心して転職活動を進めていくことができますよ。
その中でも、今回は「20代」や「第二新卒」に特化した就職エージェントを2つ紹介します。
<20代・第二新卒に特化した就職エージェント>
・マイナビエージェント
・ジェイック(JAIC)
どちらのエージェント会社も、「新卒で入社した会社から、次の会社へ転職したい」といった人にとくに心強い存在になってくれます。
それでは、それぞれのエージェント会社の特徴について、詳しく説明していきますね。
マイナビエージェントは「20代転職」に最適
「マイナビエージェント」は、とくに新卒向けの求人サイトで有名な「マイナビ」が運営している転職エージェントです。
新卒で就職活動をしていた人なら、マイナビを一度は使ったことがあるのではないでしょうか?それくらい、新卒向け求人サイトとしては圧倒的な知名度を持っているサービスです。
そして多くの企業が新卒採用でマイナビを使っていることから、「第二新卒」や「20代向け」の求人も集まりやすいのがマイナビエージェントの特徴です。
なので、新卒半年で転職する人向けにも、該当する求人をたくさん持っていますよ。選べる求人が多いという点は、自分が納得できる会社を探す上でとても大切なことですよね。
もちろん求人数が多いだけではなく、「サポート体制も丁寧」と評判です。新卒半年で再挑戦したい人に、必ずおすすめしたい転職エージェントですよ。
新卒に特化したサポートならジェイック
「ジェイック(JAIC)」は、20代向けの転職エージェントの中では老舗と言える存在です。そのため、20代や第二新卒の転職サポートについては確かなノウハウを持っています。
ジェイックでは求人紹介などの基本的なサービスに加えて、「就職後の定着率」という部分にも力を入れているのが特徴です。ジェイックを通して転職に成功した人の3ヵ月後の定着率は、「91.3%」と非常に高い数字となっています。
新卒半年で転職を考える人の場合、次の就職先は「絶対に失敗したくない」という気持ちはとくに強いと思います。新卒で入った会社を退職して、次の会社も数ヶ月で辞めてしまうことになったら…、精神的にも大きなダメージを受けることになってしまいますよね。
だからこそ「ブラック企業じゃなくて、次は長く働ける会社を見つけたい!」という人は、ジェイック(JAIC)に相談するのがおすすめですよ。
自信を持って転職エージェントを活用しよう
今回は「マイナビエージェント」と「ジェイック(JAIC)
」の2つの転職エージェントを紹介しました。これらのエージェントサービスを使うとき、新卒半年で転職するからといって不安を抱える必要はありませんよ。
新卒で入社した会社をすぐに退職をすることになったとしても、それは決して「自分への甘さ」などではありません。むしろ「半年間で会社を続けるかどうかを決断できた」という意味では、自分の行動力に自信を持つべき部分と言えるはずです。
その決断力や行動力を活かして、次こそは自分が心から納得できる会社を探してきましょう。そういった会社を探す上で転職エージェントはとても頼りになる存在ですので、上手に活用して転職を進めていってくださいね。
まとめ
本記事のポイントのまとめです。
- 転職は若いほうが圧倒的に有利です。「若くて将来性がある」という理由で、未経験でも受け入れてくれる企業はたくさんあります。
- 新卒半年でも、勇気を出して転職するべき理由は5つです。「若いほうが圧倒的に有利」「転職先でのキャリア形成がしやすい」「半年でダメなら今後も考えは変わらない」「年収が上がっていない分、転職がスムーズ」「売り手市場を逃さない」
- 有利に転職するために、転職エージェントを活用しましょう。おすすめは「マイナビエージェント」と「ジェイック」です。
今回は新卒半年で転職を考えている人に向けて、決断は早い方が良い理由や、有利に転職を進める方法などについて紹介してきました。
入社後すぐに転職を考えた時、それについて家族や友人に相談したという人もいるかもしれませんね。その際、「半年は早すぎるから、もうちょっと我慢した方がいいよ」といったアドバイスをもらうこともあるでしょう。
もちろん、「もう少し続けてみたら状況がよくなった」というケースが全くないわけではありません。それでも、大切なのは自分の気持ち。このままその仕事を続けていけば状況が改善されるのかどうかは、自分自身が一番よくわかっているはずですよね。
新卒半年で転職するからといって、必要以上に不安を抱えなくても大丈夫ですよ。自分の決断に自信を持って、転職活動を進めていってくださいね。