明日が土日ということもあり、街は会社帰りの方で賑わっていました。
今年は公私共にさまざまな出来事があり、ここ数年では例にないほど濃い体験をしているような気がします。
そんな背景が影響したからか、今年はたくさんの本を読んでいます。
最近出会った本が本当に素晴らしい作品だったので、「ぜひみんなに知ってもらいたい」と思い、ブログを書くことにしました。
その作品は、
「私という運命について」
著:白石一文
です。
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【電子書籍版】
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結論から言ってしまうと、
・20代後半~40代の男性や女性
・現在、人生の岐路に立っているような気がする
・結婚や子ども、家庭について悩んでいることがある
・記憶に残るような本を読みたい
というような方は絶対読んだほうが良いと思います。
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主人公は、29歳の独身女性です。周囲が結婚や出産などで環境が変化し始めたことで、自身もさまざまな不安や悩みと葛藤していきます。
そんなときに、交際していた男性からプロポーズされます。主人公は、
「凡庸な人と結婚したくない」
と思い、プロポーズを断って別れることになりました。
物語は、このようなところからスタートしていきます。
29歳~40歳までに起こったさまざまな出来事を通し、主人公は自身の運命について向き合っていきます。
出産時期や結婚適齢期を迎えた女性がゆえの焦りや不安、
「あの人と結婚すべきだったのだろうか」
「自分の運命とは」
など、1人の女性が人生を生きる上で抱える葛藤を忠実に描いています。
個人的には、男性にも読んでほしいと思います。
なぜかというと、女性が抱える悩みや葛藤が忠実に描かれているからこそ、「こういう気持ちを抱えているんだ」と男性も理解しておくべきだと思うからです。
気付けば、私は本を読み進めるうちに、自分自身に起こった出来事と重ねていることに気付きました。
そして、「こういうとき、自分だったらどう感じるのだろう?」と常に想像して読み進めるうちに、感動や面白いという表現だけでは表現しきれないほどの、様々な感情を持ちました。
文章としては少し固めなのですが、読み進めるうちに慣れてくると思います。
ボロボロ泣いてしまうような場面もいくつかありましたが、本の感想としては、「面白い」とか、「感動した」だけでは表現しきれないような作品でした。
今までたくさんの本を読んできましたが、こんな感想を持ったのは初めてです。
だからこそ、様々な方に読んでほしい。
「次に読む本を探している」
という方は、ぜひ読んでみてください。
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