などでとても評判になっている、「都リゾート 志摩 ベイサイドテラス」。実は、世界一の朝食で有名な「神戸北野ホテル」のシェフが監修した朝食を食べれるらしい。現地の写真は旅行サイトに掲載されていたものの、「本当なのかなぁ…」と疑心暗鬼で迎えた当日。この記事では、現地の写真とナマの感想をお届けしようと思う。
観光特急「しまかぜ」は賢島直通
賢島までの交通手段としてチョイスしたのは観光特急「しまかぜ」。観光特急「しまかぜ」については、近畿日本鉄道 観光特急しまかぜのご案内をご覧いただきたい。
簡単に触れておくと、2014年のブルーリボン賞に選ばれた車両で、鉄道ファンにも非常に人気がある。大阪、名古屋、京都から賢島を結ぶ特急列車で、車内は道中を快適に過ごせるように、とてもゴージャスな作りとなっている。
料金は個室、スタンダードシート、プレミアムシートで金額が変わる。今回は「プレミアムシート」を選択した。
写真では少しわかりづらいのだが、前席との空間が非常に広い。私の身長は180cm近くあるのだが、電動リクライニングを倒して足を伸ばすと、ギリギリつま先が届くか届かないか、というくらい広い。
おまけに、電動レッグレストまで付いていて、脚を持ち上げてくつろぐことができる。ほんとに至れり尽くせりだ。この座席に道中の3時間弱はお世話になることにする。
「しまかぜ」の車内にはカフェ車両があり、食事やケーキタイムを楽しむことができる。
私が選んだのは「松坂牛カレー」。これがまたまた美味で、車内食のクオリティをはるかに超えている。これには少し驚いた。
約3時間後、「しまかぜ」は賢島駅に到着。改札を出て左側に「都リゾート 志摩 ベイサイドテラス」という看板があり、そこに送迎のシャトルバスが到着するようだ。
偶然にも、既にシャトルバスが待っている状態だったので、急いで乗り込む。ここから約10分程度で「都リゾート 志摩 ベイサイドテラス」に到着だ。
都リゾート 志摩 ベイサイドテラスに到着
これが都リゾート志摩ベイサイドテラスのエントランス。とても大きな窓が正面にあって、すぐそこに英虞湾。お世辞じゃなく、すごいロケーションだ。同行者は友人だったのだが、「わぁ!すごい!」と喜んでいた。女性にも好印象のようだ。
チェックインには少し早い時間だったので、荷物をホテルに預けて「志摩マリンランド」と「賢島エスパーニャクルーズ」に向かう。都リゾート志摩ベイサイドテラスから賢島駅までの移動には、先ほどのシャトルバスを利用する。シャトルバスは、大体1時間に2本程度運行している。
賢島観光には欠かせない、「志摩マリンランド」と「賢島エスパーニャクルーズ」
賢島エスパーニャクルーズは、賢島観光の中でも定番中の定番。船内の写真や航行ルートは360@旅行ナビに詳しく掲載されている。キレイな写真が満載なので、興味のある方はぜひ見てみてほしい。
賢島駅に着いて、賢島エスパーニャクルーズの運行時間を確認する。運行情報は「賢島エスパーニャクルーズ公式サイト」に記載されている。
到着した時刻が微妙な時間だったので、先に「志摩マリンランド」に行くことにした。
ここで注意点が1つ。「志摩マリンランド」と「賢島エスパーニャクルーズ」を両方利用するなら、賢島駅にあるファミリーマートで「賢島マリンセット券」を購入しておこう。この券は「志摩マリンランド」と「賢島エスパーニャクルーズ」の利用券が付いていて、通常価格よりも600円安い。要チェックだ。
<出典:travel.rakuten.co.jp>
GWなのにお客さんが少ない「都リゾート志摩ベイサイドテラス」。その理由は…
チェックインを済まし、部屋に向かう。上記の画像は部屋までの道中に撮影したものだ。
これが部屋までの廊下だ。外国に来たような錯覚を覚えるくらい、とても立派な佇まいだ。
写真をご覧いただくとわかるのだが、部屋がめちゃくちゃ広い。多分、25~30平米くらいはあると思う。特に部屋にこだわって指定したわけではなく、スタンダードな部屋がこれなのだ。
もちろん、ベランダに出てくつろぐこともできる。ここから少しホテル内を散策してみよう。
チェックインするときに、「GWなのに、他のお客さん少ないなぁ」と感じた理由がここで分かった。
実は、都リゾート志摩ベイサイドテラスはめちゃくちゃ敷地が広いのだ。上記の写真でもわかるのだが、ほんとにとてつもなく広い。広いがゆえに人口密度が低く、他のお客さんと遭遇しないということだ。
都リゾート志摩ベイサイドテラスからの夕日は、確実に乙女のココロをくすぐる
少し疲れたので部屋で休んでいると、同行者に「夕日見に行くよ!」と叩き起こされた。私は夕日に対してなんの感情も抱いていなかったが、せっかくなので同行することにした。
エントランスから外に出て、思わず私は夕日に感動してしまった。めちゃくちゃ美しい。英虞湾に夕日が反射して、それこそ映画のワンシーンのようだった。
ホテルの中には噴水がいくつかあったが、レストラン近くの噴水を撮影した。ホテルもやはり美しい。そんなこんなでディナーの時間になったので、レストランへ向かう。
フレンチのフルコースは、英虞湾を背景に
今回はフレンチのコースを予約していたので、丁寧に出迎えられた。ちなみに、フレンチのコースのドリンクは別料金。ワインやシャンパンなどがあるが、大体グラス当たり1,200円程度。
あまり料理には詳しくないので語りたくないのだが、とても美味しいものばかりだった。特に、甘鯛の鱗焼きは絶品だった。
フレンチをたっぷりと堪能した後、大浴場で1日の疲れを癒やして就寝。
世界一の朝食は英虞湾を眺めつつ
朝食はディナーと同様洋食を選択。夜のディナーではわかりにくかったのだが、レストランのすぐそこに英虞湾。もうなんというか、どこもかしこも絶好のロケーションだ。
これが「世界一の朝食」と言われるメニューだ。いやはや、本当にすごい。ジュース4種類、ジャムが3種類と、とても豪華だ。
さらに、写真には無いがこのメニューに加えて、ズッキーニのソースが添えられたスクランブルエッグなどの卵料理が出てきた。結構なボリュームがある。朝食はバイキング形式だったので、おいしいパンをたくさんいただくことができた。
少し休んだ後チェックアウトして、またもやシャトルバスで賢島駅へ。
驚愕の新鮮食材を海上レストラン「さざ波」で食す
しまかぜの発車時刻までには余裕があったので、現地の新鮮食材を扱う海上レストラン「さざ波」で昼食をとることにする。さざ波はエスパーニャ号付近のいかだの上にあるレストランで、当日の朝に市場で食材を仕入れているそうだ。
本音を言えば伊勢海老を食べたかったのだが、あいにく特上サイズ以外は売り切れており、6,000円に躊躇してやむなくさざ波定食を選択。
このレストラン、伊勢志摩サミットとGWの影響もあってか超満員。明らかに人員不足なようで、最初の貝類が出てくるまでに30分以上かかってしまった。出てきた貝類は、いかだの縁にカゴごと海に浸けてあったものだ。当然のことながら生きたまま。「新鮮」という概念を超えていた。
さざ波定食の内容は、車海老、ブリの刺し身、サザエ、大あさり、バタ貝、赤だし、ご飯のセットだった。海鮮類は刺し身以外全てセルフで焼く形式だ。一応ざっくりとしたマニュアルが置いてあるので、チャレンジしてみるのも面白い。全て新鮮な食材で非常に美味だった。
昼食を終えたあとも少し時間があったので、鵜方駅の「横山展望台」に向かうことにした。
英虞湾の全景を一望できる「横山展望台」
鵜方駅からタクシーで約10分。観光者に人気の「横山展望台」に到着。ここに来るためにはタクシー以外の交通手段は無さそうで、片道大体1,300円程度。
ここからの眺めは非常に素晴らしいもので、英虞湾を一望することができる。旅の最後を締めくくるにふさわしい場所だった。横山展望台を後にし、賢島駅からしまかぜに乗って帰路についた。
都リゾート志摩ベイサイドテラスと賢島観光の感想
・都リゾート志摩ベイサイドテラスの良かった点
1.ロケーションが非常に素晴らしい
2.料理のレベルが高い
3.敷地が広いので他の観光客と遭遇しにくい
4.部屋が広く、ゆったりとくつろぐことができる
・都リゾート志摩ベイサイドテラスのイマイチだった点
1.大浴場が銭湯っぽい作り
このように、都リゾート志摩ベイサイドテラスの満足度は非常に高いと言えるだろう。ホテル内のロケーションは非常に素晴らしく、女性の方にも好印象だ。
1つイマイチな点を挙げるとすれば、大浴場の作りが銭湯っぽいところだろうか。ただし、イマイチと言っても十分くつろぐことが可能なので、「他の面と比べると残念」という程度だと理解してほしい。
賢島付近は、サミット前ということもあってか大勢の警官が厳戒体制を敷いていた。なので、景色を撮影するときも写り込んでしまわないよう、注意が必要だ。賢島は観光できる場所が少ないので、ゆっくりとくつろぎたい方におすすめ。
今回の旅行は、非常に満足のいく内容だったように思う。再び訪れたい観光地だ。
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